不動産営業マン 智樹です
不動産営業マンになって10年、年齢は30代です
僕が学生だった頃は、シェアハウスなんて言葉はありませんでしたが
寮はあったし、〇〇荘ってのがありました
有名なのが、メゾン一刻というアニメに出てくる「一刻荘」
男性なら一度は憧れますよね
一刻荘は日本の昔からあるいわばシェアハウスですね
トイレと洗面は共用で各個室にミニキッチンがあって、お風呂は無し(近くの銭湯を利用)
昭和な雰囲気です
今人気のあるシェアハウスは「荘」という古びたイメージではなくて
オシャレなインテリア
共用部分でパーティー
ってそんな楽しそうなイメージがあります
テレビでも「テラスハウス」ってやっていたかと思いますが、シェアハウスではオシャレな男女が一緒に生活しているイメージが僕は強いです
学生さんや新社会人の方などの若い方に多く利用してもらうことを目的としているから、オシャレでいわゆる「ばえる」そんなイメージのもとで運営しているからだと思います
そんなシェアハウスですが、ニュースで話題となってしまった事もありました….
悪いイメージをお持ちの方もいるかもしれません
今回はニュースになったような悪いイメージだけじゃない、シェアハウスの良い面・悪い面を紹介して、シェアハウスもお部屋探しの1つの選択肢にしてもらえればと思っています
シェアハウスってどんなアパート?
シェアハウスというのは、「何か」を他の入居者とシェアして生活するアパートです
「何か」はシェアハウスそれぞれで違うと思いますが、僕のイメージでは
自分のフリースペース(6~8畳の部屋)以外は全て他の入居者との共同利用となるイメージです
共用となる設備は
・お風呂
・キッチン
・リビング、ダイニング
・トイレ
・冷蔵庫
・洗濯機
・玄関
これらの設備は共用になるイメージです
ただ、規模によってはお風呂やトイレは1つではなくて人数に応じた数があるので、不便ではありません
共用部分は管理会社が掃除をしてくれたりとか、基本的にはきれいに管理してくれますが、管理が不足している部分は入居者でしなければならないところもあります
マン
実家でお母さんが身の回りの事を全部やってくれる、っていうのよりは
少し自分でしなければいけない部分があるってイメージでOK
シェアハウスを借りるメリット
よほど寂しがり屋や怖がりなどでない限りは、本当はアパートを借りたいと思います
でもアパートを借りるとなると、お金がかかりますよね
便利なエリアの素敵なアパートは家賃や入居費が高いですよね
それだけではなくて、生活するには家具家電も必要となるので、負担が大きいです
シェアハウスは、水回りなどの設備を通常のアパートより少なくすることで、建築のコストを安くすることができ、それによって1室をアパートより安い家賃で貸すことを実現しています
また、元々は一軒家などの空家をリフォームして、シェアハウスとして貸し出しているところもあります
1戸建てを一人で借りると、家賃が高いにも関わらず、こんなに部屋必要ないなって事ありますよね
それをうまく3~4人に個室を1部屋ずつ借すことで、共用部分はみんなでシェアすることになりますが、安く部屋を借すことが実現します
空家の持ち主も、高い家賃だと借りてがなかなかいないけど、シェアハウスにすることで、1人でも2人でもに借りてもらうことができれば、空室にしておくより断然いいし、この仕組みだとみんながハッピーになれるので僕はすごくいいと思います
あとは、いろんな年齢、いろんな境遇、人種の方などと生活することで、新しい体験や知識にもつながることがあると思います
シェアハウスに住むのは一生ではないですよね
卒業したり、結婚したりなどでみんなシェアハウスをいずれは出ていきます
住む期間は長くても5年くらいかな
交流目的でシェアハウスを選ぶ人もいます
若い時のとても良い経験にもなるのではないでしょうか
シェアハウスの注意点
シェアハウスはアパートより他者との距離が近いです
お風呂トイレや冷蔵庫、キッチンなどは他者と一緒に利用しないといけない
そのために、コミュニケーションを必ずとらないといけないので人とのコミュニケーションが面倒な方には向かないと思います
すごく親しくしないといけない、というわけではないですが、生活していく上で、周りの人への気遣いや多少のコミュニケーションは必要です
マン
お風呂やトイレ、キッチンの使用は特に、周りの人との協力や調整が必要
冷蔵庫の使用も自分の物を大量に入れすぎてみんなの物が入らない、などにならないように注意が必要です
シェアハウスのルール
シェアハウスで生活していく上で、決められたルールをお互いに守ることが重要です
ルールがちゃんとあるシェアハウスの方が、住んでいて後々困ることが少なくて良いと思います
例えば、
電気や水道の使用について
共用部分の使用について
友人や知人が遊びにくるなど
掃除やごみ捨てなどの当番
これらはルールとして決まっていることが多いです
逆に決まっていなかったら、誰かひとりに負担がのしかかったり、シェアハウス自体の運営を揺るがすものになりかねません
きちんとルールがあるので安心して生活することができます
シェアハウスにルールがないと・・・
よく、仲のいい友人同士で一つのアパートを一緒に借りてルームシェアするパターンがありますが
失敗例をよく見かけます
これはシェアハウスではなくてルームシェアでの話です
ルームシェアで一番もめるのが、どちらかがルーズだった時
電気や水道の無駄遣い、使用した食器を洗わない、共用部分の掃除の当番を守らない、ゴミ捨てをしない
などでもめて、友人関係まで失ってしまう事があります...
家での過ごし方って人間性が一番出ますよね
また、どちらか一方がルーズだった時に、ルーズではないもう片方の人は「なんで自分ばっかり」ってなってしまうので
シェアハウスではルームシェアと違い、ちゃんと最初にルールが決まっていたり、光熱費の負担はシェアハウスなら基本的には固定費なので、心配はいりません
ですが、無駄遣いをしていると固定費が上がってしまうこともあるので、そこは考えて利用をしてくださいね
アパートを友人と一緒に借りて一緒に住めば安心!と思うかもしれませんが、意外と友人よりも他人との方が楽しいし気が楽なこともあります
シェアハウスのネガティブな話
僕たち不動産営業マンがシェアハウスというワードを目にすると、必ず
かぼちゃの馬車
という言葉とそれに関連する事柄が浮かんできます
皆さんの中にもかぼちゃの馬車の一件を耳にされた事がある方がいるのではないでしょうか
これは、シェアハウスを誤解しがちな要因なので、ここで少しこの件に関しての説明をします
数年前に「かぼちゃの馬車」という女性向けシェアハウスが流行しました
まずはオシャレ、そして安い、女性向けなので悩みなどをみんなと共有できる、テレビのテラスハウスの人気もあり住みたい女性が多くてどんどんシェアハウスの建設が進んでいきました
かぼちゃの馬車は元々個人が建物を建てて、シェアハウスの管理会社がそれを借りて運営しているスタイルでした
建てるところから、銀行の融資の斡旋までの仕組みがきっちりできていて、建てたい人は銀行の融資などもスムーズな手続きでシェアハウスを手にすることができました
しかし、この仕組みに問題があったんです
この融資をしている銀行は、シェアハウスを建てたい個人がシェアハウスを建てることができるように、融資審査に必要な書類を改ざんし不正融資を行っていたことが発覚しました
当然、銀行に対する信用も落ちてしまい、銀行は融資をする事がしばらくは難しくなってしまいました
そして、シェアハウス運営会社は、シェアハウスを建物のオーナーから建物を借り上げている為、決まった家賃を毎月オーナーへ支払いしなければいけません
管理会社は、シェアハウスの家賃と、シェアハウスを建ててもらってその利益で儲ける事を目的とした仕組みで運営していた為、シェアハウスを建てる為のローンが組めなくなってしまうと、運営会社の経営がむずかしくなってしまいました
というのも、シェアハウスを建ててもらう事を最重要としていた為、オーナーへ支払う家賃はかなり良い金額を約束していたからです
シェアハウスを借りる時は家賃が安い事が一番重要な条件ですよね?
シェアハウスの家賃が高ければ、入居したい人はいないと思います
普通のアパートを借りた方が気楽だから
元々オーナーへ支払いする事を約束していた家賃が高かった事で、想定していた家賃が高く市場性と合っていなくて、値下げを余技なくされました
そして家賃を値下げしてしまったら、管理会社がオーナーへ支払う予定の家賃より家賃収入が低くなってしまった・・・
そして、運営会社が破綻・・・
建物オーナーがシェアハウスを自分で管理することに・・・
オーナーがシェアハウスの近くに住んでいればいいですが、投資物件として遠方に住んていて、購入しているオーナーもいますよね
その結果
シェアハウスの管理ができない
入居者からの不満がでる
入居者が退去する
ローンが返せない
破綻
という流れで、誰もハッピーになれない結果になってしまいました
このことからシェアハウスは、シェアハウスを投資としてやってみたい方から避けられ、入居者の側からもトラブルが多いというイメージがついてしまいました
これはシェアハウスが悪いわけではないので、シェアハウス自体はOKなんですが、
かぼちゃの馬車
ここの運営に色々無理があった
そんな話です
なので、シェアハウスにネガティブなイメージを持たなくて大丈夫ですよ
シェアハウスを探そう
地方では一般向けにシェアハウスを運営しているところは正直あまりないです
大学生向けで募集しているのはちらほら見ますので、大学の学生アパートの情報を取り扱いしている窓口で聞いて探してみる方法が一番早いと思います
地方はアパートが安いので、あまりシェアをするメリットがないです
なのでシェアハウスがあまりないんだと思います
シェアハウスは首都圏には多くあります
今から上京を考えている方、首都圏に住まれていて、引っ越しを検討している方は、これから紹介するサイトでまずは探してみてください
OAKHOUSE オークハウス
とにかく初期費用が通常のアパートと比べて安いです
そして、連帯保証人不要
家具家電も付いているので、手持ちの荷物だけで生活をスタートすることができます
また、運営会社は創業20年で管理や運営は慣れていますので安心できます
エリアは首都圏だけじゃなくて関西のエリア
京都、大阪、兵庫県
の物件もあります
サイトにアクセスして、エリアから物件を探してみてください
サイトでは写真だけではなくて、パノラマビューで360°部屋の中を自由に見てまわることができるので
遠方からの問い合わせや申込、検討もしやすいです
ぜひご覧になってみられてください
↓オークハウスのサイトはこちら↓
【オークハウス】シェアドアパートメント
こちらも初期費用が安いこと
家具家電付が嬉しいシェアハウスのサイトです
全室鍵付きの個室で最低限の水回りだけが共用となります
備品や調理器具、調味料のサービスがあります
掃除サービスや設備のメンテナンスなども充実しているので、安心です
シェアドアパートメントは入居者の入れ替わりが激しい為(シェアハウスは短期で借りる方が多いので)
空室状況が分かる情報はインターネットで検索することができません
シェアドアパートメントのサイトから、問い合わせをしてどんなアパートがあるかを確認してみてくださいね
サイトからの問い合わせなので、いつでも気軽にOKです
↓シェアドアパートメントのサイトはこちら↓
シェアドアパートメントシェアハウス まとめ
シェアハウス いかがでしたか?
僕ももう15歳若かったら、シェアハウスに住んで色んな人と交流しながらの生活、してみたいですね
初期費用も安いので、冒険するのもアリだと思います
春のアパート探し、楽しんで良い新生活を迎えてくださいね
コメント