コロナ禍でステイホームが呼び掛けられる昨今で、これまで以上に家で過ごす時間が増えました
ウーバーイーツやユーチューブを始めとする、家でも快適に過ごすことができるツールも多くて正直外に出なくても楽しく過ごすことができているのではないでしょうか?
そんな中で、先日、アパートに住んでいる21歳の女子大生が下の階に住んでいる男に殺害されるという悲しい事件がありました
犯人とみられる男も犯行後に自室を放火し自殺したとみられ、はっきりとした動機の解明は今まさになされているところですが
音のトラブル
ではないか・・・との話を耳にしています
賃貸住宅の音のトラブルの原因
アパートやマンションなどは一つの建物を仕切ってい個別の空間を作っているため、個室と個室の間に空間がなく隣り合っていることで、室内で出た音が近隣の部屋へ聞こえてしまいます
これはどうしようもなく、またお互いに全く音を出さずに生活をすることはできない為、足音や窓や扉の開閉音、その他の生活音はお互いに寛容し生活する必要があります
ただし、生活音だとしても夜間などの皆が寝ている時間帯には注意が必要です
皆が寝ている事を考えて、注意しながら過ごして頂くくらいの意識は持ってほしいものです
生活音で苦情になる事はあまりありませんが、
昼間や夜間に集まって大騒ぎしたりしてしまうと、近隣へ迷惑となってしまいます
一度くらい、なんて簡単に考えているかもしれませんが、その一度のせいで近隣の方を怒らせてしまうことがあります
近隣の人を怒らせてしまったら
友人と部屋で夜遅くまでワイワイやってしまい、管理会社や警察へ通報されて注意されてしまった場合は、近隣の方が我慢の限界で通報されていることがほとんどです
ここでの注意を真摯に受け止めて気をつけることができなければ・・・
少しの物音も気にされる生活をしなければならない事になってしまう事も・・・
これまでこんなケースがありました
ケース① 大学生パーティー
大学生の入居者が自分の部屋に友達を呼んで、ワイワイガヤガヤやってしまい、警察を呼ばれる事態に
それ以降、近隣の方から管理会社へ再々苦情が入るようになりました
苦情の内容は、最初は騒音の事でしたが今では「自粛中なのに一日に何度も出かけている」などの内容にまでなってきて、もう明らかに目の敵にされているような感じです
騒いだ本人には苦情のあった都度、何度も注意し、親にも連絡し警察を呼ばれる事態になったことを説明し、次に近隣から注意されることがあれば、退去の話をさせて頂く事となりました
ケース② ネットゲームで奇声
ネットゲームに没頭するあまり、近隣の事を考えずに昼夜問わず、自室で奇声を上げている
近隣の自治会の方より警察を呼ばれ、注意される事態に、それが数回ありました
自治会から管理会社へも連絡があり、オーナーへうるさい入居者を退去させてほしいとの相談までありました
管理会社から本人へ直接注意し、次に自治会より注意があれば退去してもらうという話となりました
ケース③ 外国人研修生
多くの外国人研修生は、きちんとした組合の管理のもと、日本の環境に合わせて生活をしていますが、中には雇い入れしている企業が組合に加入せずに生活面においては放置されている事があります
研修生同士は別の会社に雇い入れされていますが、横のつながりがあるのか、頻繁に見慣れない外国人が部屋へ出入りし、カラオケ大会をやっていることも・・・
当然、近隣住民から通報されて警察から注意されますが、日本語がちゃんと通じずに一向に改善されません
お部屋の契約者である雇い入れの法人に連絡をしても、担当者は「なぜ自分が彼らの生活の面倒までみなければいけないのか」という始末
この時は会社さんがすごく無責任で困りました
最終的には退去してもらうこととなりました
ケース④ 被害妄想
これは一番怖いんですが、人の生活音が気になり、例えば普通に生活している音について、
わざと鳴らしている
などと苦情を言ってくる人がいました
その近隣の部屋の入居者に確認しても、特にトラブルになっているなどの思い当たることもなく、普通に生活をしているだけでした
近隣の部屋の方のドアを閉める時にできるだけ音が鳴らないように調整などもしましたが、苦情が一向になくならず
結局、苦情を言われる方を別の物件(戸建て)に引っ越して頂く事で落ち着きました
音に敏感な人などで共同住宅向きではない人も中にはいます
アパート管理会社の対応
もし室内で迷惑な音や行動をしている人がいれば、アパート管理会社は注意するなどの対応をします
ただし、夜中にその現場へすぐに駆け付けることができない為、事実確認が必要です
もし、入居者が夜中に大騒ぎなどしてうるさいことがあれば、まずは警察に相談し警察から注意をしてもらうのがベストです
警察から注意を受けた事実があれば、管理会社もそこから本人へ直接の注意ができます
音のトラブルは、原因が何なのか、本当にデリケートです
明らかに迷惑行為なのか、生活音なのか、微妙な時は注意ができません
迷惑行為があった時の対応としては、まずは
全室に注意文書を配布し、
それでも改善がみられない場合は、周辺の入居者へ聞き取り調査
そして直接注意
それでも良くならない場合には、オーナーと相談し、
解約
の方向で手続きを進めます
迷惑行為が続く場合、オーナーや管理会社からの注意を無視し続ける場合は、契約違反となる事もあり、解約される事もあります
アパートに変な人が住んでいないかの見分け方法はある?
たまに↑ケース④のような人が住んでることがあります
アパートの管理会社はどんな人が入居者にいるのかを知っていますが、アパートを紹介してくれる不動産会社はどんな人が住んでいるかまで把握していません
そのため、案内の時には良い事しか言われずに、いざ住んでみると、隣の人がドンドンと壁を叩いてきたりと、嫌な思いをすることがあるかもしれません
まずは、アパートを見に行ったら、アパートにおかしな点がないかを確認してみてください
例えば、異常に玄関のセキュリティを強化している部屋があったり、部屋の前に置いている物が少し普通ではなかったり、少しでも違和感を感じる部屋があればその物件は避けた方がよいかもしれません
一般の人にも神経質な人や精神を病んでいる人はいますが、学生さんの中にも最近はコロナ禍で外出ができずに、オンライン授業で学校に行くことも無く、一日中部屋に閉じこもりきりで人と接する機会が少なくなってしまうことで、少し近隣入居者に対して過敏になってしまう人も見受けられます
さいごに
普通の入居者の方が、度重なる近隣住民の迷惑行為により、過敏になられてしまうケースがいくつかありました
最終的には過敏になられた入居者の方に対して、やりすぎと思ってしまう部分もありますが、そうしてしまったのはそもそも迷惑行為をしてしまった入居者の方へ原因があります
自分が人に迷惑をかけてしまったなら、まずはきちんと反省し、謝罪することが必要です
近隣と良い関係を築くことができれば、同じケースでも恨まれることは少なくお互いに良い気持ちで生活をすることができます
ただ、近隣との良好な関係を築くのは簡単な事ではないかもしれません
特に忙しくて家にあまりいない人は近隣の人と顔を合わせる機会がないと思うので私もどちらかといえば、近隣の人と付き合いしていません
顔を合わせれば挨拶する程度です
どんな人なのかが分からない分、お互いに気を遣いながら生活することが必要だと思います
自分の方が長く住んでいる、とかではなく
自分は若いから許される、でもなく
お互いに迷惑にならないか気遣いながら、生活することをいつも心がけていればトラブルは起きないと思います
それでは
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