離婚を考えた時、人からだいたい「大変だよ」と言われることが多いと思います
私は実際に離婚をしたことがあります
子供もいます、持ち家です
今回は、離婚するには具体的にはどのような手続きが必要になるかを紹介します
書類について
離婚届という書類を皆さんご存知と思いますが、離婚するにはまずは市役所で
離婚届
という緑色の紙をもらって、それに記入する必要があります
離婚届の注意点
離婚届は元々夫婦だったそれぞれが記入します
記入する内容は名前や住所の他に、本籍の記入も必要となるので、
本籍は事前に調べておく必要があります
昔は運転免許証に本籍の記載がありましたが、今はないので
本籍を調べる場合は住民票の取得などの必要があります
また協議離婚の場合は、
証人(2人)に記入をしてもらう必要があります
証人は成人でなければならないので、成人であれば誰でもいいのですが、記入と押印をもらってください
証人も本籍の記入が必要なので、事前にお願いをしておいて書いてもらった方がスムーズと思います
離婚届には、子供がいる方は、どちらの親がどの子を養育するのか、記入する欄があります
その欄は小さいのですが、片方の親が子供全員を養育する場合は、片方の親の欄に子供全員の名前を書きます
書き方がわからない部分は、役所に提出する時に書き方を教えてもらいその場で追加記入は可能です
離婚届はどちらか一人で出すことができます
ですが、できれば離婚協議書を事前に交わして、どちらが提出するかを決めておいた方がいいと思います
離婚協議書は必要か
協議離婚の場合は、協議書がなくても手続きはできますが、子供がいる場合、持ち家の場合、お金のことなどをきちんと決めて、書面にしておいた方が後々安心です
協議書は自分で作成することができます
インターネットに作成例などもあるので参考にしながら作ると良いと思います
記載した方がよい内容としては
・子供の親権、監護権
・養育費について(金額、支払い方法など)
・家などの財産をどうするか
・年金の手続きについて
・公正証書にするかどうか
このような内容を協議書に記載し、夫婦の2人ともが署名押印します
公正証書にする場合は、協議書を持って公証役場へ行き公正証書の作成をします
公正証書にしておけば、もし協議書の内容が履行されなかった場合に、裁判などの手続きを経ずにすぐに相手方へ請求ができ、差し押さえ等することが可能となります
ただ、公正証書にする場合は、夫婦の双方どちらも公証役場へ行き手続きをする必要があります
一緒に行かなくてもいいですが、相手方が手続きを渋ったりする場合はスムーズに進まないことがあるので、なかなか難しいところです
離婚届を提出したあと
離婚届を提出したら、その場で役所の職員の方が手続きを済ませて、即日離婚が成立します
ただ、戸籍に反映されるのに1週間程度かかります
子供がいる場合は他にも必要な手続きがあります
市役所の子供関係の窓口での手続き
離婚届が受理されたら、市役所の子供関係の窓口で児童手当の手続きをします
だいたい、世帯主に支給されるようになっているので、自分に支給されるよう変更する必要があります
また、ひとり親の場合には他にも申請するともらえるお金があります
ただ、所得制限があり、養育費と自分の収入を足した金額が年間だいたい450万円を超える場合にはもらえません
申請はできるので、するだけしておくと良いかもしれません
子供を自分の戸籍に入籍させる手続き
離婚をして、離婚届に子供は自分が養育すると記入しても、父親(戸籍のメインの人)の籍に入ったままになるので、子供を自分の戸籍に入れるためには
裁判所の許可→市役所で入籍届の手続き
このような手続きが必要となります
離婚届が受理されて、およそ1週間後には戸籍の取得が可能となるため、自分の戸籍と子供の戸籍を取得し、裁判所で申し立てをします
それから1週間くらいすると、裁判所より許可の用紙が届くのでそれを持って市役所へ入籍届へ提出します
裁判所や市役所での書類は、必要なものは市役所でもらえます
もらった時に書き方を聞いておくとスムーズかと思います
年金の手続き
専業主婦やパートが長く、年金を納めていない場合は、年金のもらえる額が少なくなってしまうため、夫の年金を分けてもらう手続きができます
離婚届を市役所でもらう時に、年金の書類ももらえるので、該当する人は市役所で聞いてみるといいと思います
最後に
離婚は結婚の時と同じくらい、多くの手続きが必要で
特に名前が変わった場合は預金口座などから全て変更しないといけないので手続きが大変です
離婚が大変といわれるのはその為かもしれません
世の中、離婚したくてもそういった煩わしさからそのまま嫌な思いをしつつも結婚生活を続けている人も多いです
なので、離婚をしても後ろめたさや劣等感を感じないでほしいです
むしろ、新しい未来に向かって一歩踏み出せた勇気を称えます!
新しい生活が、よりよいものとなりますように
皆さんの幸せを願っています
それでは
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