事故物件って実際にどうなのか

おうち・不動産

不動産営業マン 智樹です

僕は不動産営業を始めて10年が経ちました

10年不動産営業をやっていて色んな物件に出会いました

家を売るという仕事の大半は、色々な事情があって売ることが多いので、特殊な物件に接する機会が多くなるのだと思います

リアルに色んな経験はありますが、あまり表立って口に出すことはありません

事故物件の話は店頭では表立って口に出すことはないんですが、表では言えない話をここでするのもいいかなと思うので、今回はあえてこの話をしたいと思います

家を売る事情で多いもの

家を売る事情で多いもの

家を売る事情で一番多いのは、親から家を相続したけど使わないので処分したいというケースです

次に多いのはローンの支払い不能での売却

そして少なからずあるのが、所有者が室内で亡くなって家を手放すケース

あとはやむを得ない転勤離婚などですね

いろんな事情があって家を手放されるんですが、この中で、室内で人が亡くなられているケースがいわゆる事故物件と言われます

事故物件は賃貸にも多く存在します

事故物件の定義

事故物件の定義

不動産の業界では、事故物件の定義はかなり曖昧です

一般的には「人が亡くなった部屋」これが事故物件ですが、自然死の場合は事故物件と扱われないことが多いです

自死事件で亡くなられた場合は事故物件として扱います

病気の自宅療養などで亡くなられるケースは事故物件扱いはしません

ただし、独居の高齢者の方が室内で亡くなられていて、何か月も放置されているようないわゆる孤独死のケースは事故物件となります

よく賃貸だと「亡くなられた次に誰かが住めば、告知義務なし」なんて言いますが、それは厳密に定められているルールというわけではないので、不動産会社によってその部分の取り扱いは違います

何も聞かされず知らないでその部屋に住んでいて、住んでいる中でその部屋が過去に事件があった物件だったことを知ってしまった時、またすぐに引っ越すのは難しいし、騙されたってそんな気持ちになりますよね

僕はそうなってしまうと、人を騙しているような気がして嫌なので、過去に何かあった物件告知必ずしたいんですが、

でも、現入居者の誰も知らないような何十年も前の事を引っ張り出して言う行為が、その物件を「事故物件」にしてしまう気もするので、むやみやたらと告知するのも、風評被害になってしまうような気がしてためらわれることがあります

事故物件の種類

事故物件の種類

事故物件と一言で言っても、いろんなケースがあります

①部屋の中で殺害された

②建物の屋上から飛び降りた

は同じ事故物件扱いですが、①の部屋には絶対に住みたくないけど、②の事故物件であれば、値段がそれ相応なら住めるって人はいると思いますし、全く①も②もダメな人もいます

①も②も全く何も気にならないから、どんな物件にでも住めるって人もいますよね

事故物件の調べ方

初めて一人暮らしをする時に事故物件に住むのはやっぱり気が引けると思います

そんな時におすすめのサイトがあります

このサイトでは、自分が住もうとしているアパートが事故物件でないかどうか、調べることができます

大島てる

このサイトは過去に事故があった物件について、地図上に炎のマークで表示されて、表示されている炎をクリックすると、過去にどんな事件があったか詳細について表示がされます

これはユーザー投稿型のサイトなので、いろんな事件が身近であり、知った人が投稿しているので信ぴょう性はあると思います

事件がありニュースとなってしまった物件などについても、調べてみると掲載されているので、事件を知った人が投稿しているものと思います

日本全国どのエリアも対応しているので、自分が住もうと思っているアパートやマンションが事故物件でないかどうか、調べることができます

ただ、全ての事件や事故が掲載されているわけではないので、住む家を決める上の一つの検討材料にするといいと思います

賃貸オーナーからすると、事故物件になってしまうと部屋の価値が下がったり、オーナーには非は無いにも関わらず、本当に迷惑な話だと思いますが・・・

家を借りる側、住む側からしても、何が起きた場所なのか知って、知った上で選ぶ権利はあると思うので、このようなサイトを利用してお部屋探しの一つの参考にされるのは良いと思います

不動産屋ですべき事のアドバイス

不動産屋ですべき事のアドバイス

事故物件に絶対に住みたくなくても、もしアパートを探している時に、物件に行く都度、「この物件は事故物件じゃないですか?」とあまりにも聞かれると、僕も「この人何なんだ?」と思ってしまいます

基本的には僕たち不動産会社の人間は、変な物件を勧める気は無くて、本当にお勧めの物件を紹介しているので、自信を持って紹介している物件に対して、事故物件?事故物件?と聞かれると「変な(困った)お客様」認定をしてしまうので、心配でもあまりそればっかり気にされるのではなくて、

できれば物件を紹介してもらう時に、「過去に事件や事故があった物件は嫌です」とはっきりと伝えることが重要です

そうすれば、不動産屋さんも、過去に何か事件や事故があった物件を勧めてくることはないでしょう

事故物件(とは関係のない)僕の経験談(おまけ)

事故物件(とは関係ない)僕の経験談(おまけ)

これは僕が不動産会社に入ったばかりの時の話です

※事故物件は関係ない話です※

僕は霊感があるかどうかわからないくて、これまではっきりと霊の姿を見たことはありません

でも、なんか気配を感じたり、変な影を見たって事はよくあります

数年前に、売物件がでました 僕はその物件の売られるいきさつについて、詳しくは知りませんでした

その物件を売る為の調査をするのに、現地に初めて行った時のこと

他の業務が長引いてしまい、あたりはすっかり暗くなっていました

空家なので、家具などはほとんどなく、少しの残置物がありました

誰もいないので、電気は契約停止をしていて、室内は真っ暗なので、懐中電灯で照らしながらの作業です

玄関を入り、まずはリビング

リビングは玄関を入ってすぐ右側です

リビングには割れたガラスの破片が散らばっていて、横に掃除機が置いてありました

そしてカーペットを敷いている床に赤黒い大きなシミがありました

そのシミは無臭で血液なのか、赤ワインか何かなのかわかりませんでしたが

気味が悪いなと思いながら、間取図を作成する為に各部屋を調査して歩き回りました。

すると、雨なんて降っていなかったはずなのに急に、外がピカッと光り、雷がドーンと近くに落ちました。窓からの光が眩しくて、驚いた程だったので、結構近かったと思います

そして、ザーっと雨が降り出しました

何か寒気がして、早く切り上げようと急いで作業を進めて、家を出ました

寒くてなんか頭も痛くなりました

急いで車に乗り込み、エンジンをかけるけど、車のエンジンがかからない

なぜ・・・

雨や雷はどんどん強くなっていきます

どうしようも無いので、同僚に連絡し来てもらって何とかバッテリーをつないで、エンジンをかけることができました

車は社用車で、整備もしているしその時以来変な事はありません

何だったのか、と今でも思い出します

その家は無事売却されて、今はどんな人が住んでいて、どんな風になっているか、僕は知りません

あれ以来現地には行っていないんですが(僕の先輩が担当していたので先輩が売却手続きを進めたため)

一度行った場所なのに、なぜかどこに家があるのか、思い出せないんです

行ったのも暗くなってからなので、周辺の様子も一切覚えていないんです

一度日中にその近くのエリアに行く事があった時に、行ってみようと思ったんですが、場所が分からずに断念したことがありました

この物件が何だったのか、今だに分かりません

まとめ

まとめ

僕の体験談は、ただの不思議な話ですが

リアルに色んなことのあった話を僕もたくさん持っています

何かあった場所ではなくても、なんか直感で「住めない」って部屋もあると思います

それは人それぞれだと思います

部屋を探している人に対しても、僕の目線で良いと思う物件を紹介してもうーん・・・って感じだったのが、僕がこの物件はあまり・・・と思った物件を気に入ってくれるって事もよくあるので

アパートや物件、お部屋を探す時は、いろんな方向から調べたり、聞いたりして、そして最終的に大事なのは直感かもしれません

みなさんが良縁のあるお部屋に出会えますように

それでは

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