不動産営業マン 智樹です
ジャストアナザー営業マンです、至って普通の営業マンです
僕の居住区域は都会ではなくて田舎です
高層マンションよりも一軒家が立ち並ぶような地域です
なので、マンションに住みたい、よりも、家を建てたいって思っている人多いです
家を建てたい人が僕のところにやってくる時はだいたい
土地を探している時
です
土地だけ紹介されても・・・、家を建てるとなると色んな事を考えないといけません
だから、僕が思う家を建てる時の一番良い動き方を教えます
家を建てよう
家を建てる時って、2つ大きなポイントがあると思いますが
・どこに建てるか(場所)
・どんな家をつくるか
です
どこに建てるか、は僕たち不動産会社も関わる部分ですが
どんな家をつくるか、それは住宅会社などによります
家づくりって、土地も大事ですが、家の中が一番力を入れるポイントだと思います
家を建てる 住宅会社を見てまわろう
家を建てたいな、欲しいなと思った時には、まずは住宅メーカーの展示会に行ったり、新築住宅のオープンハウスをしていれば行ってみて、実際に家を見て、どんな家にしたいか、どんな家だとどのくらいの値段になるのか、を調べましょう
住宅会社は、大手と言われる住宅会社(積水、ダイワ、住友林業)などからタマホームなどの有名なところ、地元の建設会社や工務店などがあります
今の時代はローコスト住宅が流行っています
住宅会社をまわった時に、そこで大切なのが
担当の営業マンとしっかり話をすること
色んな事を教えてくれたり、話をよく聞いてくれる人、気が合う人だと、聞きづらい事も聞けるし、頼みづらい事もお願いしやすいかったり、よく色んな事を知っているかどうか、あとは親身になってくれそうかどうかも重要ポイントです
だいたいが良い人だとは思います
メーカーなどをまわって、気に入ったところが見つかったら、家づくりがスタートします
自分たちの希望をしっかりと営業マンに伝えて理想の家ができるようにたくさん話をしましょう
家を建てる ローンを組む時に考える事
家を建てる時に考えないといけない事、これを失敗すると先々に苦しい思いをします
月にいくらずつ支払いをしたいか
です
それは決してローンをいくらで組みたいかではありません
同じように思えますが、本質が少し違います
僕の知り合いの方にこんな人がいました
家を建てる予定という友人の一人が僕が不動産営業マンだと知ると、有名住宅メーカーで家を建設中で高額なローンが組めたんだなんて自慢げに話ししてきました
その時に何千万円でローンが組めたと具体的な金額も教えてくれました
彼はその時はまだ20代後半で若かったんですが、僕は
よく稼いでるからそんなに高い金額のローンの審査通ったんだろうな、すごい
とは思いませんでした(嫉妬していたわけじゃありません)
一番最初に思ったのが
あーあ、ローンの支払い大変だろうな
でした(何度も言いますが嫉妬ではありません)
確かに男としては、年収が良くて銀行がたくさんお金を貸してくれるってそんな風に言われたら、嬉しいですよね
結局、彼は自分の組めるいっぱいいっぱいの金額のローンを組んで(ボーナス払いもある)、立派な家が完成しました
完成した時に家見せで招待されたので見に行ったんですが、僕は不動産営業マンだから
かかっている金額を知ってるので、今この家を売ったとしてもかかっている金額の半額くらいでしか売れないだろうなと心の中で査定しました(すごく失礼ですが)
僕が予想するに、彼ら家族はこういう流れで家づくりを検討していたんじゃないかと思います
①住宅会社をあまり回らずに、良いというイメージ(口コミ)や見栄だけで住宅会社を決めている
僕が思う、坪単価が高い上位の有名住宅メーカーで家を建てています
僕も彼がそこで家を建てると自慢げに言ってきたときは、すごいねと言いました
みんながすごいと言ってくれて、優越感だったと思います
でも正直彼の家に入った感じでは、そのメーカーで建てているとは分からないような家なので、同じような感じでもっと安く建設してくれる会社は他にもあったのでは?と思いました
僕が買った家(僕の家も新築、彼の家より1000万円安い)よりだいぶ狭かったです(僕と彼の家族構成は同じ)
家が建って住んでしまえば、どこの住宅会社で建てましたなんて外壁に書いてあるわけじゃないので、普通の家であればどこで建てたかなんて、あまり関係なくなってしまいます
メーカーにこだわりすぎて、金額が合わず、自分の欲しい間取りや設備がかなえられなくなってしまうなら、希望をかなえられる住宅会社で建てる方がハッピーになれると僕は思います
決して有名住宅メーカーが悪いと言いたい訳じゃありません
ただ、なんでそこにそんなにこだわり過ぎたのか、ということが言いたいんです
彼の家には有名メーカーへのこだわり以外の部分が、すべて残念に思えたからです
②家にお金がかかりすぎて土地にかけるお金がない
有名メーカーを選択した為に家を建てるのにお金がかかるので、土地にかけれる費用があまりなかったんだろうというのはわかりますが、彼の家が建っていた場所はコンクリート製造工場のすぐ隣の土地でした
当然、工場の騒音、においなど多少の影響は受けています
周辺には他に住宅がポツンポツンとありますが、基本的に何もない空き地や田んぼが多い地域です
隣の学校区との境目あたりに位置していて、小学校までが遠い
また、隣の学校区はマンモス校で大変人気のある小学校なんですが、彼の子供が通う小学校は過疎化している(全校生徒が150人いない)
この土地を気に入って、ここに家を建てたわけではなさそうだなと思いました
不動産営業マンの僕は、土地を探している人とよく話をするので家を建てたいと考えるお客様はだいたい、子供さんが小学校に進学されるタイミングに合わせて検討しておられることが多いので、
小学校の距離、学校区は一番重要視されるところです
彼もちょうど一番上の子供が小学校に上がるタイミングだったので、それに合わせて家を建てて落ち着きたかったのかもしれませんが、
小学校が家からかなり遠いので、もう少しそのあたりを考えて学校から近い土地を探すことはできなかったのかな?
と思うし、すぐ近くは隣の学校区なので、隣の学校区のエリアの方がいいのでは?と思いました
マンモス校が良いというわけではないけど、全校生徒が150人いないのはちょっと寂しすぎるかなと。
元々家を持っていて住んでいたり、実家や職場が近い、自分もその小学校出身などの理由があれば、その小学校を選ぶのもわかるんですが、夫婦の実家はどちらも車で20分程度(家を建てる前は実家に同居)、夫婦そろって職場は他市、出身の学校区もその小学校ではないので、子供が毎日通う小学校の事を考えてその土地を選んでるわけじゃないんだなと一目でわかりました
おそらく、土地代をできるだけ安くしたいために、その土地を紹介されたんだと思いました
マンモス校のエリアの土地だとどうしても土地の価格が高くなってしまう
また小学校に近いと人気が出るので土地の価格が少し高くなってしまう
彼らが家を建てた場所は10年前くらいに豪雨で川が氾濫し床上浸水しているエリアです
本当に安い土地を当てられたんだなと思いました
③家は完成…しかし
こんなプロセスを経て、家が完成しました(3月ごろ)そして同年の9月…
夫婦は離婚しました
僕も突然のことで驚きました…だって家も建てたばかりなのに….
一番の原因はお金の事でした
お金がまわらなくなり、夫婦仲がギクシャクしたようです
ローンを組むことができて、その時は毎月支払いができる計算でも、それ以外に毎月お金が必要な事が増えるってありえますよね
光熱費が今までより高くなる事もあるし、例えば子供の成長に伴って教育費が増えたり
ローンだけ考えて払える払えると思っていたら大間違いなので、余裕のある金額でローンを組むのがベストです
彼らは住宅ローンを上限で組んでしまっていた上に、すぐに車を1台購入しないといけなくなり、車を購入した事で支払いが増えて、どんどん苦しくなり、半年でお金がまわらなくなってしまいました
家を建てる 住宅ローンを組むなら
僕は住宅ローンを組む時に
僕の収入だけで建てれる家を買おう
その条件で買える家しか買わないと決めて家を建てる計画をしました
嫁さんも仕事をしているので、住宅メーカーを回ると、嫁さんの収入も合わせてすごい金額のローンが組めると説明してくる担当者がほとんどで、自分の収入だけで建てれる家じゃないと買わないと告げると、あまり本気にしてくれないところが多かったです(悲)
特に有名メーカーは僕だけの収入だとかなりそっけなかったです(涙)
でも、僕は自分の収入だけで買えて、毎月の支払も無理のないものに設定していた家を購入したので、そこまで住宅ローンが経済的に負担だと思うことはありません
これが、無理して高い金額に設定してたら・・・大変だったと思います
住宅ローンを組む時は、自分が毎月いくら払いたいか、これが大切です
自分が毎月いくら払いたいか、いくらまでなら住宅にかけることができるのか
これを計算して、住宅メーカーの営業マンに毎月の支払金額から、ローンの総額がいくらになるかを計算してもらってください
そしたら、そのローンの総額で家を建てることができるかを聞いてみてください
その金額ではその住宅会社で家を建てることができないなら、他の住宅会社を探してみるのもいいと思います
ローンの金額を妥協してしまうと、後々で大変になってしまうことがありますので、できるだけそこは妥協せずに、住宅会社へ交渉をしてみるといいと思います
きっと、住宅会社の営業マンも、本当に家を建てたいし建てる気があることが伝われば、契約を取りたいでしょうから、上司に掛け合ってくれて何とかしてくれることもあります
まずは、自分たちが建てる気があるんだってところがちゃんと伝わるように
冷やかしだと思われると、まともに話を聞いてもらえない事もありますので
家を建てる 土地はどう探せばいい?
家を建てる時に大切な土台である土地
僕は不動産営業マンなので、土地の仲介もしています
どんな探し方がベストかお話します
まず、土地は実際の場所を見てみる事、これが一番大切です
このあたり良いな、住みたいなと思う場所があれば、そのあたりを回ってみて、売り土地の看板の出ている場所がないか調べます
もし、売り土地看板があれば、問い合わせをして、土地の広さや値段を確認します
空地があっても看板がない場合は
・すでに売れている
・売る気がない
事が考えられるので、基本的には空地だからといってその土地を買う事はできません
アパートも土地も同じですが
タイミング
これが難しいです
自分が探している時にはなかった物件が、急に売りに出る事もあります
もっと好条件のものが、出てくる場合もあります
でもそれを待っていたとしても、一生出ないかもしれない
なので、どこかで腹をくくるしかありません
色々と回ってみて売り土地を見つけて条件に合っていれば、住宅メーカーの担当者に伝えて、その土地に家を建てることができるか、費用の面と、法令などの面で確認します
土地はあっても色んな制限などで建てることができない場合もあります
住宅メーカーの営業マンに土地の事を色々調べてもらったり、交渉してもらうのが一番です
インターネットでも探してみて、情報があれば現地を見て、住宅メーカーの営業マンに相談
土地がなかなか見つからなければ、不動産会社に来店してみてください。
家を建てたいお客様が不動産会社に来店された際に、土地の予算は〇〇円くらいと言われることが多いんですが、土地も値下げ交渉はできます
でも、僕はお客様にこの土地の値段はいくらくらいまで下がりますか?と聞かれたら、本当に買う気があるなら交渉しますって言います
買うかどうかわからないのに、土地の所有者の方に値下げ交渉して、下げてもらっても結局買わないってなってしまうと、何のための交渉?となるし、ただただ土地の金額だけがむやみに下がってまっただけになってしまうからです
例えば1000万円で売りに出ている土地があるなら、購入申込書に900万円と書いて申込してくれるなら、土地所有者に900万円にしてもらえるように交渉します
申込書をくれたら、その金額でなら買う気があるんだと分かります
難しいかなと思うような値下げの交渉でも、割と大幅に値下げをしてくれることもあります
土地の所有者だって、空地をそのままにしておくよりは、少し値下げしても売ってしまった方が得になる事があるからです(管理料や税金の面で)
購入申込や値下げ交渉は、住宅メーカーの担当者にしてもらう事もできると思うので、土地のことも交渉や申込などは自分で動く前に色々と住宅メーカーの担当者と相談しながら行動してくださいね
家を建てる まとめ
家を建てる時に大切なポイントや動き方など
不動産営業マンの僕が経験から考える事はこんな感じです
僕は悪い癖で、自分の家を買った時も
この場所なら最悪の時は売れる
この間取りなら最悪の時は売れる
こればっかり考えていました
売らない状況になるのが一番ですが、もし万が一があった時には、
高く売れた方がいい
高く売れるって事は需要があるって事
需要があるってことは、まわりが便利だったり、家の設備がよく住みやすかったり
ということは自分も住んでいて便利で住みやすいということなので
あとは、住宅ローンで無理をしないこと
月いくらくらいの支払にしたい
これを明確に伝えて譲らない(多少の妥協はあるかもですが、大きく妥協しない)
家を買うのは一大イベントですが、一瞬
維持していくのは一生です
維持していく方を重要視して、家づくりを楽しんでくださいね
それでは
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