不動産の豆知識 賃貸契約は具体的にどんな手続きが必要なのか説明します

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不動産スーパー営業マン 智樹です

スーパーは嘘です、普通です、ジャストアナザー営業マンです

お客様にアパートをご案内していると、物件が見つかりそうなタイミングでよく

「アパートを借りるには何が必要ですか?」とか

「アパートを借りる時はどんな流れになりますか?」と質問されることが多いです

アパートを借りる事は転勤族などで居住地を転々とされている方でなければどんなものが必要かや、どんな手続きがあるかわかりませんよね

わからないままで手続きを進めていくのは不安だと思うので、アパートなどの賃貸物件を借りる時にはどんな手続きが必要となるか、何か必要なのか、わかりやすく説明します

賃貸物件を借りる時に必要となる手続き

賃貸物件を借りる時に必要となる手続き

アパートなどの賃貸物件を借りる時に必要となる手続きを簡単にまとめると

下記のような流れになります

物件申込

入居審査

契約書類の取り交わし

費用の清算

お部屋の引渡し

通常であればこのような流れになります

色んな都合で前後する事もありますが、だいたいはこんな感じです

一つずつ説明していきます

賃貸物件を借りる手続き 入居申込(本人確認)

賃貸物件を借りる手続き 入居申込(本人確認)

入居申込は文字通り、この物件に入居しますという申込をする手続きです

不動産会社や貸主さんによって決まった「入居申込書」があるので、申込書に記入します

入居申込書には自分が入居したいと思っている物件の 名称・部屋番号・住所・条件(家賃などの費用について)の記載があるので、まずそこで自分が入居したいと思っている物件に間違いがないかどうか確認をします

費用などについても、記載されている内容で不明な金額があればその場で確認をすることをおすすめします

入居申込書には賃貸借契約の借主となる人が申込者となり、申込者の内容(名前、住所、生年月日)などと申込者の収入の状況(勤務先や預金など)について記入が必要となります

そして、申込者が本人なのかどうか確認をする必要があるので、申込者の身分証明書の提示が必要となります

本人確認書類は基本的には顔写真付きの身分証明書の提示が必要となります

運転免許証 パスポート 住民基本台帳カード 個人番号カード など

外国人の場合は

特別永住者証明書 在留カード  など

そして必ず緊急連絡先が1名必要となるので、どなたか1名連絡先を決めて頂いて、名前住所電話番号を控えてから申込の手続きに進めばスムーズです

緊急連絡先は、一緒に住む予定の方にお願いすることができません

例えばアパートを借りて夫婦で住む場合は、アパートの契約者(申込者)がご主人の場合に、奥さんを緊急連絡先に設定する事ができないんです

これは、緊急連絡先が例えば

室内で事故が起きて二人が倒れている。

などの場合に緊急連絡先の方へ連絡をさせて頂く事となるので、入居者以外の方で1名、できればご親族の方でお願いしています

緊急連絡先はあくまでも緊急時の連絡先なだけなので、例えば家賃が遅れているなどの連絡はありません

保証人と緊急連絡先は全く別の役割なので、混同されずに正しく理解して緊急連絡先になってもらえるようにお願いしてもらえばスムーズだと思います

そして、賃貸借契約に連帯保証人が必要となるケースもあります

連帯保証人が必要な場合は、連帯保証人の名前、住所、生年月日と収入の状況についての記入が必要となりますので、事前に確認をしておいてください

賃貸物件を借りる手続き 入居審査

賃貸物件を借りる手続き 入居審査

アパート賃貸借契約の申込が完了したら、入居審査があります

これは不動産管理会社や貸主による審査です

基準は物件ごとに異なります

最近では家賃保証会社に加入してもらって賃貸借契約を進める事が多くなっていますが、審査の内容は家賃保証会社の審査基準によることも多いです

審査の内容によっては収入を証明する書類が必要となる場合があります

賃貸物件を借りる手続き 契約書類の取り交わし

賃貸物件を借りる手続き 契約書類の取り交わし

アパートを借りる入居申込が終わり、入居審査が完了となったら、いよいよ契約の手続きに進みます

契約の手続きは、2段階あります

  • 重要事項説明(宅地建物取引士)
  • 賃貸借契約

まずは資格者(宅地建物取引士)と対面で重要事項説明というのを受けて頂く必要があります

重要事項説明とは

アパートに

どんな危険があるのが、どんな設備がついているのか

かかる費用はいくらか、どんな制限があるか、預けているお金はどうなるのか

もし問題が起きた場合は賠償はどうなるのか

など部屋の中を見ただけでは分からないような具体的な事について説明をします

例えば、アパートの室内はとてもキレイで設備も充実していたとします

でもアパートの建っているエリアが土砂災害警戒区域内だとした時に、アパートを見ただけではそこがどんな場所なのか、わかりませんよね

また、例えばお風呂やキッチンがあっても、給湯設備がなくてお湯が使えないなどという物件も中にはあるかもしれません

賃貸物件を探しているお客様は、当然お風呂があればお湯が出る、と思ってアパートを見学していると思うので、きちんとした設備の説明をしなければ大きなトラブルになる事も考えられます

重要事項説明では、アパートの契約後やアパートの入居後にトラブルとならないように、いろんな内容について具体的に説明をします

重要事項説明が終われば、賃貸借契約をします

賃貸借契約は特に資格者からの説明が必要というわけではないので、契約書の内容を自分でしっかりと確認をする必要があります

あとになって知らなかった・・・とならないように、わからない内容があれば、契約内容の説明を受ける際にきちんと確認をしましょう

特に家賃などの条件(敷金がどうなるか、更新の時にお金がかかるのかなども)、禁止されている事項明け渡し(退去時)についての内容はよく確認をしておかれると良いと思います

契約内容について確認ができたら、必要箇所に記入と押印をします

連帯保証人が必要な場合は、連帯保証人さんの記入と押印(実印)が必要となり、押印して頂いた印鑑の印鑑証明書が必要となりますので、準備をお願いしておいてください

賃貸物件を借りる手続き 費用の清算

賃貸物件を借りる手続き 費用の清算

アパートを借りるための契約書類の取り交わしが完了したら、この契約にかかるお金を支払いします

アパートを借りるためのお金は、基本的にはお金の支払いが完了したらアパートの鍵を渡して物件を引き渡すことができるようになるので、通常は契約開始日の1日前までが期限となります

ただ、不動産会社によっては入金を急かされる事もよくあると思います

これは、本当に入居する気があるのかどうか、を見極める為に急かしているんです

例えば、あるアパートの契約手続きを進めていたとして、申込も終わり契約手続きも終わっていたとします

そんな時に自分の希望に合った別の物件が出てきたときに今手続き中の物件をキャンセルして、他の物件へ乗り換えされるなんてこともあります

でも、すでにお金の支払いが終わっていたら、そう簡単に乗り換えする事ってできませんよね

不動産会社がお金の支払いを急がせるのには、気軽にキャンセルをされないように、本当にこの物件に入居する気があるのかどうかを見ています

賃貸物件を借りる手続き お部屋の引渡し

入金が済んだら、あとは物件の引渡しを受ける日を待ちます

引っ越しは早朝から始めることもあるので、だいたい契約開始日の前日の夕方ごろから引渡しが可能となります

お部屋の準備がギリギリの場合は当日朝でないと難しい事もあります

引渡しの際は鍵を受け取るのと、ゴミの処理方法について確認をしておく事をおすすめします

引っ越しは何かとゴミが出ますので、いつどのように捨てる事ができるのかは入居前に確認をしておかれる方がいいと思います

あとは、物件に不具合などがあった時にどこに連絡をしたらいいか

これもきちんと確認しておかれてください

契約手続きをしている不動産会社とアパートの管理会社は違うことが多いので、管理会社へ直接電話をかけた方が話が早いです

管理会社や大家さんの連絡先は必ず確認しておいてくださいね

賃貸物件を借りる手続き その他

アパートを借りる手続きは以上です

あと細かい手続きですが

ライフライン(電気・ガス・水道)の使用開始の連絡は早めに行っておく

郵便局に住所移転の書類を早めに出しておく

このあたりは早めにされる事をおすすめします

あと、よく聞かれる質問なんですが、

近隣の方へのあいさつはどうすればいいか

僕は、自分が近隣にどんな人が住んでいるかを知りたければ、あいさつすればいいと思います

あいさつに行けば、顔を合わせることになるので、どんな人が隣人なのか知る絶好の機会です

また、あいさつの際の品は、洗濯用洗剤や食器洗い洗剤などに熨斗(ご挨拶、など)を付けた程度の物が喜ばれると思います

余ってしまっても自分で使う事ができるし日持ちします

最後に

アパートや賃貸物件を借りる時の手続きについていかがでしたか

とにかく、手続きはたくさん話を聞かないといけないし、長いし、大変だと思います

でも、しっかりと話を聞いて確認をしてから契約してくださいね

アパートを探す方法については以前のブログで紹介しています⇒アパートを探す最良の方法

こちらも参考にしてみてください

それでは

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